からおけ太郎〜上級者への道〜その3

続き。。

歌が上手い人って、正直音程とかどうでもいいんですよね。その人のリズムで、その人のピッチで歌って、でも心地よい響きで。発声した瞬間から歌が上手いってことがわかるんですよ。

M君はそんな感じの、まさに歌が上手い人でした。

彼が歌う曲はジャンヌダルクとかL'Arc〜en〜Cielとか、B'zのマイナーな曲とか、、、当時の僕は初めて聞く曲ばかりでしたが、全部魅力的に聞こえて、全部の曲を知りたいって思いました。

それまでカラオケに行った時にはみんなが知ってる曲を歌わなければいけないっていう固定概念があったけれど。みんなが知らない曲でもやり方次第では、楽しい時間を作れるんだってM君の歌を聞いて知ったんです。

M君が一曲歌うたびに、カラオケの楽しみを知っていく…たった一回のカラオケで、深みからぬけだせなくなりました。

その日は朝まで歌ったんですけど、家に帰って早速M君の歌っていた曲を調べて、聞きまくりました。

僕だって彼と同じように歌えるんじゃないか…?一通り曲を覚えて、それを確かめるために僕はカラオケに行くことにしました。だけど、こないだカラオケ行ったばっかだし、一緒に行く人いないし。よし、一人でいくかー。となったんですが。


まぁ、ある問題に直面するんですね。


一人でカラオケとか、いけねぇよ。



続く。

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